機械式立体駐車場の事故多発により、安全対策強化
機械式駐車場は、時間貸し駐車場、商業施設等の駐車場として使われており、機械式立体駐車場装置には、二段式・多段式・垂直循環方式（メリーゴーランド方式）・エレベーター方式等、様々な種類のものがあります。
機械式立体駐車場の事故は、特にマンション等の専用駐車施設において、利用者が自ら操作する際、乗降室内に人がいることの確認が不足していたことによる事故が多く発生しています。
平成２６年１０月に発表された国土交通省のとりまとめによると、機械式立体駐車場における一般利用者の死亡・重傷事故は、平成１９年度以降、少なくとも２６件発生しています。
特に、マンションに附帯する機械式駐車場では、児童が巻き込まれて亡くなる、事故も発生しています。
これらの事故を受けて、国土交通省は、「駐車場法」を改正して、製造者、保守点検事業者、設置者、管理者、利用者に対して、安全対策の強化を示すガイドラインを提示しました。
機械式立体駐車場の事故に対する注意喚起の案内
高額な機械式立体駐車場の維持費
機械式立体駐車場には、様々な維持費用がかかるため、駐車場の空きを放置しておくと、メンテナンス費で、収支が赤字になることもあります。
とはいえ、ワンボックスカーや、ＳＵＶなどの大型車両が入り辛い構造の機械式立体駐車場が殆どであるため、利用者減を食い止めるには、悩ましい問題です。
・５年に１回程度の塗装工事費
・メンテナンス費 月あたり維持管理費 １万円/台
・破損による一時修理費
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