坪単価に騙されないで下さい。
お客様の中には、坪単価を確認し、その上で見積り依頼をかける方がいらっしゃいます。いかにもプロっぽいのですが、実は、解体業者のいう坪単価はあてになりません。
なぜなら、住宅地の解体工事は、どの大きさの重機をどのタイミングで使うかによって、大きく金額が変わるからです。一般的に、坪単価を聞かれた場合、多くの場合、安めに答える場合が殆どです。そして、実際に見積りを依頼してみると、高くてびっくりということがよくあります。
解体工事の費用は、不動産の土地取引と同様、物件の状況によって、変わります。
同じ木造といっても、使用している素材や、養生の方法、基礎の状況等によって、金額が変わります。
そのため、業者さんに現地を見てもらった上で、解体工事の費用を確認するようにしましょう。
それでも、大まかな金額を知りたいということであれば、お問合せ頂ければ、地域ごとの金額をお伝え致します。一般的には、2.5万~4.5万円ですが、場所や、工事方法により、変わります。
現地を見ずに、正確な見積りは出ません
解体業者さんは、見積りを出す際に、必ず現地を確認します。
グーグルのストリートビュー等で、建物のおおよその概要はわかる場合も多いのですが、現地に行かないとわからない情報があります。
たとえば、
・ 「前の道路の交通量」
・ 「重機等を入れる際の段差」
・ 「工事車両の搬入経路」
・ 「解体工事実施時における、近隣家屋への影響」
・ 「残置物・井戸・浄化槽等、建物解体以外の工事費用」
・ 「人力・機械等、解体工事の施工方法」
等。
立会いなしで、価格だけの比較は、追加請求等トラブルのもとです。
不動産業者さん等、意外にもセミプロの方に多いのですが、現地での立会いなしで、価格だけで見積り比較をされる方がいらっしゃいます。
弊社、解体工事.com(解体工事見積り比較センター)でご依頼を頂く場合は、追加請求がないよう、極力注意をしているのですが、立会いなしでの見積りの場合、どうしても、お客様の考える解体工事の範囲と、解体業者が考える解体工事の範囲がずれてしまいます。同じ、更地という言葉でも、工事範囲が異なることがよくあります。
その違いが、見積り項目として記載されていて、判断出来るものだと良いのですが、見積り書だけでは、判断しにくいものがあります。
また、基礎を撤去後に、土を入れないと、段差が出来てしまったり、逆に、土をすきとった方が良い敷地の場合もあります。
解体工事は、100万円以上と高額な支出になることも多く、ちょっとした認識の違いで、数十万の誤差が出ることがよくあります。
業者との行き違いをなくすためにも、多少無理してでも、立会いでのお見積りをお勧めします。また、見積り条件を合わせた上で、見積り依頼をするようにしてください。
図面の有無で金額が変わります。
鉄骨造り(S造)・鉄筋コンクリート造り(RC造)や、大型の倉庫等の建物の場合には、図面の有無で大きく金額が変わることがあります。
鉄骨造り(S造)・鉄筋コンクリート造り(RC造)の建物の場合には、内装材や、基礎杭の状況等、一つ見積りを間違えると、解体業者さんが大赤字になってしまうことがあります。そのため、解体業者さんとしては、わからない部分は、高めに見積りを出さざるを得なくなります。逆に、図面があることで、解体業者さんの不確定リスクは最小限に抑えられるので、安めの見積りを出すことができます。